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スプリームルーラー2020 Gold AAR 【パックスジャポニカへの道】 改訂版 Part4

ちょっと雰囲気変えて本格的なノベル風味にしていこうかなと(

西暦2021年2月1日 日本首都東京 千代田区首相官邸通路


初老の男がスーツ姿の厳つい男多数に囲まれながら廊下を歩く。
2019年度より内閣総理大臣となり、国政を任された首相である黒田神一とそれらを守るSP達である。

平和の時はもちろんだが、今は有事でありSPの数も増員されている。
神一としてはせめてプライベートの時まで護衛で固めるのはオーバーなやり方であろうかと思っていた。

しかし油断はならない。敵国民である中国人は2010年代より続々と日本国内に侵入している。
現在は敵性国民特別処置法によって大部分が強制的に退去されられ、それが出来なかった中国人は特別に建設した施設で隔離している。
一応、目的としては敵性国民の安全確保だが裏の目的としてはスパイとして活動されるのを阻止するのが目的である。
これに対しては昨年に宣戦布告した北朝鮮が滅亡するまで在日朝鮮人を隔離したのと同じ理由である。

しかし全ての人間を管理出来るのも厳しい現実で、日本人のなかには売国的行動を行う者も居る。
訓練された本物のスパイや暗殺者も居る可能性も大だ。

かくなる理由から神一の生活は徹底的に管理されなければならなかった。
彼自身は不可抗力と諦め、とりあえず順応している。

今日も彼は激務をこなすべく、国会議事堂へ向かう。





10日後、2月11日


「オマーンから同盟締結の動きが?」

外務省からの報告。最近は日本に同盟を求める国が多い。
やはりサウジアラビアとEU各国に友好的関係を築き、対中戦線へと(半ば強制的に)参加してる点が大きいのであろう。
状況からして将来的には直接欧州と関係している対露戦線への参加も大いにあると考えられており、かなりの数の国が日本へ好印象があり、同盟を求めてくることが多い。

「サウジアラビアからのパイプもあります。中東への足掛かりの強化として、ご検討されては如何ですか?」

外務大臣の意見は確かに異議は無い。
サウジに続き、オマーンとの同盟は未だに石油産出地帯である中東へ進出する為の第一歩である。

「オマーンとの同盟に異議はない。早速協議と行こうか」

数時間後にはオマーンに入国した彼らの交渉は成立。オマーンとの同盟は数日後には正式に発足することとなった。


8日後の2月19日。

ある一機の戦闘機の量産型第一号機がロールアウトした。
日本の戦後初の純国産戦闘機F-3ADC―――後の桜華と呼ばれる多目的機である。
主に対空迎撃戦を主眼に設計されており、戦闘能力はF-15と同等と言われている。
中国空軍の戦闘機とは十分張り合える性能として期待されていた。


時間の針を早く動すこと、5月4日。

新型スターリングジェネレーターを使った実用型太陽光発電システムが完成。
試験的に青森県むつ市に大規模な発電所を建設する事となった。

しかし、それは3日後の出来事のインパクトの大きさで隠れてしまう。

5月7日。
突如、中国大使館より宣戦布告文書が届き、同時に日本に対して宣戦布告をする放送が放映された。

「やはり中国は来ましたね」

緊急に招集された内閣の各閣僚。外務省大臣はまっ先に言う。

「最初から予測された事態だ。ここまで中国が宣戦布告することがなかったのが不思議だ」

防衛大臣の言葉が重く会場に響く。

「それだと、再び国民に負担が―――」

財務大臣の言葉は確かにそのとおりであるが。

「それに関してはサウジ等の関係を維持していけば、大して問題にならないであろう」

ここで黒田が口を開いた。

「サウジは前より我が国の真水を高値で仕入れてくれている。国庫の維持等で支障は大した影響はないだろう」

「では、今後は今までどおりにしつつ有事体制に移行すると」

財務大臣の言葉に黒田は頷く。

「そうだ。今後はデフコンレベルを1に変更する。異論はないな?」

そうでなくとも、デフコンレベルを最低限は3にしなければならない。
どのみち、軍事の重要性は高まりそれに対する費用も増えてくる。

「しかし――――」

なおも財務大臣は財源削減を本能的に主張しようとした。

「相手は13億人を誇る国だ。ケチッて出し惜しみしていると敗けるぞ」

黒田の言葉に財務大臣はタダ黙り込むしかない。

(それに・・・・内閣の財源はこれまで以上に豊富じゃないか・・・・・。使わない手はないだろうに)

すでに数十兆単位の資金が溜まっており、一部は国債返済に捧げなければならないがそれでも軍事力を強化しても余る。貿易が良好な方向に向いている御陰である。



しかし、日本が本格的に動くのは宣戦布告後から半年後の11月に入ってからの事であった。

11月19日。
ついに日本海自と中国海軍が朝鮮半島ヘジュ沖にて激突。
後のヘジュ沖海戦と呼ばれる戦いである。

兵力は日本側が護衛艦(DD)6隻、中国側が駆逐艦4隻、フリゲート2隻、原子力潜水艦2隻、潜水艦4隻。
水上打撃戦力は互角―――性能差で日本側有利であったが水中の兵力に関しては些か不足を感じざるを得ないであろう。

水上戦闘に関しては日本側が圧勝であった。敵は駆逐艦2隻を沈められ、2隻が撃破。フリゲートも1隻沈んでおり、文字通り敗退した。
しかし、後から突入した潜水艦の攻撃を受け、日本側は護衛艦3隻を損失。うち1隻は新鋭のあきづき型1番艦あきづきであった。
これらの犠牲と引き換えに原潜1隻と潜水艦3隻を撃沈せしめた。


予想以上の消耗に日本自衛軍首脳陣は衝撃を受け、戦術の見直しと中国海軍の練度の高さを警戒した。
特に潜水艦への注意はより細心となり、また潜水艦の有効活用も実施された。

中国海軍は渤海に大量の巡視艇を展開し、制海権を確保していた。
しかし大部分は急遽建造され、対潜能力に乏しい艦艇ばかりであった。
そこで、4隻のおやしお型潜水艦が派遣され、これらの艦艇を撃沈し、制海権の空白化を狙った戦いが始まっている。



今回はここまで。


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